必須アミノ酸って何?
5大栄養素のうちの1つであるタンパク質は、主に肉・魚・卵・大豆等の食品に含まれ、食事によって摂取されます。
食べたタンパク質は、消化の過程を経てアミノ酸にまで分解されます。アミノ酸は小腸から吸収され、細胞に運ばれて、今度はそのアミノ酸を組み合わせて、体に必要なタンパク質(生まれ変わる細胞・酵素・ホルモン)を作っていきます。
体の中にあるアミノ酸は、体の中で合成されるものもありますが、体の中で合成されないアミノ酸が9種類あります。これを必須アミノ酸といい、必ず食事の中から摂取しなければなりません。
その9種は、①ロイシン②イソロイシン③バリン④スレオニン⑤トリプトファン⑥メチオニン⑦フェニルアラニン⑧リジン⑨ヒスチジンです。
ヒスチジンが必須アミノ酸に分類されるようになった理由
私が栄養学を学んだ頃は必須アミノ酸は8種でしたが、現在は9種になっています。
ヒスチジンは大人はわずかに合成できるので、以前は必須アミノ酸の中に入っていませんでした。
が、ヒスチジン不足により体内の窒素バランスが乱れたり、子どもの体内ではヒスチジンが合成できないことから、1985年に必須アミノ酸に分類されるようになり、現在は必須アミノ酸は9種となっています。
アミノ酸スコアとは?
タンパク質を合成する時に、上記の9種のアミノ酸の全てが食品の中にバランス良く存在する必要があります。9種類が100のレベルで揃っているものを良質なタンパク質とみなします。
良質なタンパク質かどうかを見分ける指標としてアミノ酸スコアがあります。
必須アミノ酸9種のそれぞれの必要量を100とした時、食品中の9種のアミノ酸のどれもが100を超えている場合、アミノ酸スコアが100の食品になります。
たとえば、9種のうち8種が100でも、1種が70なら、その食品はアミノ酸スコアが70となります。
食品のアミノ酸スコア
【アミノ酸スコアが100の食品】
鶏卵
牛乳
鶏肉
豚肉
牛肉
いわし
まぐろ
大豆
【アミノ酸スコアが低い食品】
精白米 93
パン 51
たまねぎ 66
もやし 77
体を構成し、新陳代謝を正常に行わせる為の材料となるアミノ酸。日々の食事がアミノ酸スコアの低いものばかりになっていないか、あるいは、アミノ酸スコアが高いものを食べていてもタンパク質量が不足していないか。
食に対する意識を持つことが、健康を維持する秘訣だと感じます。