鹿児島県大隅半島高隈山系を背にした広大な畑の中に、シモン芋を栽培する（株）オキスさんがありました。
この会社は、栽培･加工･販売と6次産業化を取り組んでいる企業です。
熊本県天草市倉岳町で栽培されていたシモン芋は、農業の担い手の不足から栽培する事ができなくなりました。倉岳町では、日本で唯一の原種に近いシモン芋をウィルスフリーの苗で栽培していました。そのシモン芋が無くなることを惜しむいくつかの企業と倉岳町さんから、（株）オキスさんの方へ栽培･加工をお願いできないかとの熱い思いが伝えられ、それを承諾いただき、日本で唯一の原種に近いシモン芋がウィルスフリーの苗で、今も途絶えることなく栽培されています。
シモン芋の収穫時期に合わせて畑に行く日は予定されていましたが、なにしろシモン芋も畑の植物です。
私達が視察に行かせてもらった時は、収穫には少し遅く、シモン芋が既に掘り起こされていました。
同じ九州でも熊本県と鹿児島県では気候と土質が違い、倉岳町で簡単に育っていたシモン芋は、鹿屋市ではなかなか上手く育たなかったそうです。
(株)オキスさんでは一年ごとに創意工夫を重ねて、やっと今のシモン芋の大きさと収穫量を確保できてきたそうです。
シモン芋の印象をお尋ねすると、手を掛けず自然に育てた方が、元気でたくましく育つような気がします。
シモン芋の生きる力の強さを最大限生かせるような栽培をしていきたい！とおっしゃっていました。
自然に育てられたシモン芋に含まれる栄養素は相当なもので、人が必要とする栄養素と酷似していることに、私は自然界の神秘さを感じずにはいられませんでした。
そして、空いた時間で鹿児島を満喫して帰ってきました(^^)/
このシモン芋と葉茎を原料として作られた健康補助食品がαシモンです。
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