学生の頃、初めて栄養学を学ぶ授業で、先生が栄養素とエネルギー(熱量)の違いが理解できるように、人の身体を車に例えて説明してくださいました。
「人の身体が車本体、エネルギーがガソリン、ビタミンやミネラルは機械が軋まないようにするオイルの役目をします」と。単純な例ほど、分かりやすいものはないな、と感心しました。
基礎代謝とは・・・
基礎代謝という言葉をよく聞かれると思います。基礎代謝とは、人が生命維持をするためのエネルギーのことです。心臓を拍動させたり、脳を働かせたり、体温を保ったり。生きていくための最小限に必要なエネルギーです。
食事で摂った糖質はどこで貯蔵される?
食事で摂った糖質は、ブドウ糖まで消化され、ブドウ糖は小腸から吸収されて血液に入ります。この時の血液中の糖(血糖値)は、誰もが高い状態です。そして、膵臓から分泌されたインスリンの働きで、一旦肝臓にグリコーゲンの形で貯蔵されます。
その後、またインスリンの働きでエネルギーの必要な所にブドウ糖は分配されます。
朝ご飯を抜くとガス欠状態になる
たとえば、1日の食事の時間を朝7時、昼12時、夜7時とします。朝から昼までは5時間、昼から夜までは7時間、夜から翌朝までは12時間あります。朝ご飯を抜くと、夜ご飯から翌昼ご飯までは、なんと17時間も空いていまします。夜中は寝ているとはいえど、心臓も脳も働き、体温も保っていますので、思っている以上にエネルギーを必要としています。
朝ご飯を抜くと、17時間も食事からエネルギー源が補給されることが無いので、ガス欠状態で車を走らせることと同じになります。
肝臓には貯蔵されているグリコーゲンが無いのに、出せ出せ!と指令ばかり来るので、肝臓にとっては大きな迷惑です。この迷惑が日々積もり積もれば、肝臓にはいずれ負担となり、機能が低下していく原因になりかねません。
朝ご飯はその日を支えてくれます。エネルギー源だけ食べるのではなく、身体がスムーズに一日動いてくれるよう、朝ご飯にはビタミン・ミネラルの多い食品も心がけて摂取してください。